前回我が家が中古一戸建てを購入する際にどのようなことを考えて購入したのかを書きましたが、その続きです。
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中古一戸建ては固定資産税でも得
家を所有していると、毎年かかってくる税金が固定資産税と都市計画税です。
どちらも土地と建物にかかり、市区町村が決めている固定資産評価額に一定の税率をかけてだされています。
土地は200平方メートルまでは税金が6分の1になり、それを超える部分は3分の1に軽減されます。
また新築の建物であれば、床面積など一定の条件はありますが、マンションで5年間、一戸建ては3年間の軽減措置が受けられます。
建物評価額が低い中古一戸建て
マンションの場合は、価格のかなりの部分を建物が占めているので、建物の比率が高く、しかも償却期間が40年以上と長いので、なかなか評価額が下がっていきません。
それに比べて一戸建ては建物の割合が少なく、どんどん償却されていくので、20年も経てば、建物の税金はかなり安くなるのです。
土地については、マンションの場合は、自分の所有である専有部分の他に、共用部分についても専有面積に応じて負担しなければいけません。
売却して住み替えで老後も安心
今は年金の負担が増える一方ですが、自分の老後に受け取れる受給額は減る一方です。
収入が限定されてしまう老後生活ではできるだけ出費を抑えた生活を考えなくてはいけません。
マンションは毎月の諸費用が負担に
マンションは税金の他に、管理費や修繕積立費を毎月支払わなければいけません。
しかも築年数が増すほど金額も増していきます。
駐車場を利用している人であれば駐車場代もかかるでしょう。
これだけでも、月に2~3万円くらいの出費になってしまいます。
中古一戸建ては売却して住み替えられる
一戸建てで必要なお金は、ローン返済後であれば、基本的には固定資産税と都市計画税だけです。
子供が自立して家族の人数や年齢の変化によって、より生活しやすい場所や間取りの家に住み替えを考えた時に、資金の面でも中古一戸建てはとても有利です。
中古一戸建ては
物件価格=土地価格
ですので、土地の価値分の価格で売ることができて、その代金を元手にまた希望の家を手にすることができます。
ですが、築30年以上の中古マンションとなると、簡単には買い手がみつかるかわかりませんし、値崩れする可能性も高いのです。
中古一戸建てが売り出される理由は
中古一戸建てが売りにでていると
「何かあった家なのか…」
と疑ってかかる人も多いですよね。
私も最初はそんな気持ちでした。
ですが、実際家探しをしてみて、家の売り出し理由として多いのは
- 子供が成長して手狭になったから買い替える
- 親の家を相続したけれどすでに持ち家がある
- 転勤や帰郷のため
- 老後は生活しやすいマンションへ
という常識的なものがほとんどだと思います。
きちんとした不動産屋であればマイナス情報も基本的には開示してくれるはずです。
また家は即決してすぐに買う必要もありませんので、自分で調べたり、専門の業者に調査依頼をしたり、たいていの問題は確認できます。
売り急いでいる家は注意が必要
ですが、悪質な物件がないということではありません。
気にしたほうがいいのは、売り急いでいる物件や、長い期間買い手の付かない物件です。
こうゆう物件は値引き交渉がしやすいというメリットがあるのですが、何かワケがあることも多いです。
その理由がマイナスなことでないかどうかよく確認することが必要です。
以下のことをチェックしておくといいと思います。
- 事件や事故などはなかったか
- 環境(時間や曜日によってちがったり)の問題はないか
- 欠陥住宅ではないか
- 登記簿で権利関係にトラブルはないか
- 今後道路や周辺建物の計画の予定などはないか
自分で調べたり聞いたりしてわからないことは、専門家に調査をお願いすることがおすすめですが、それなりに調査費用もかかってきます。
ですが、住んでみて欠陥だった!と気づいてからではもっとお金が必要になってしまいますので、事前によく確認しておくことが大切です。